D.I.Y. 折半屋根 、分解 ・・・ ①

折半屋根は こうして はずれる ・・・

 折半屋根 とかいうものを 分解してみよう ・・・ と思う ・・・

目次

水切り金物を はずし 、折半屋根 解体準備 ・・・

 現場の 状況 ・・・
 少し すっきり させたい ・・・ とは 思う ・・・
 雨 だし 、気分的に とりあえず 低調な 滑り出し だし ・・・

 ごろん ・・・ と とりあえずは 邪魔にならない所に 放置された 折半屋根の 最小単位 ・・・
 これが 次々に 重なって 屋根を成す ・・・ という構造のようだ 。
 一人で 戦う 戦闘状態の戦場 ・・・という様相 ・・・

 折半屋根の 水上部分の 水切りを 取らねば 、屋根が 分解できそうにない 。
 となると 、水切りの上の モルタルを 切って 取る ・・・ ということに なる ・・・ と思った ・・・

 とりあえず 、水切り金物 一枚分を はずそうと 思い 、切るべきモルタルの 範囲を 確認してみる ・・・

 切る場所に 鉛筆で 線を 書いた 。

 モルタルを切る時の 墨付けは 、マジックなんかより 2Bとかの 濃い鉛筆の方が 使いやすい ・・・
濡れていようと 平気だし 、案外 消えないし 、切り始めると 粉で マジックの線だろうと 鉛筆の線だろうと 切る方向によっては すぐ見えなくなってしまうので ほとんど 変わりない 。
鉛筆のコスパは 抜群だ 。

 もう一方の端にも 切るための墨を付ける 。

 切ってみた 。

 モルタルを切って はずすのに コンクリート用の刃を付けたΦ100ミリの ディスク・グラインダーは 、最適だ 。

 最大切込み深さが 実質的に 20ミリとなり 、ちょうど モルタルの厚みになるからだ 。

 定規など使わなくとも 刃が 入るだけ入れて 切って行けば 、後で バールで あおってやると ちょうどいい感じで パキッと 切り込み線の所で 割れて 、きれいに取れる 。

 カッターと 保護メガネ 。

 コンクリートカッター ( ダイヤモンドカッター )は 、セグメントタイプという 切り込みの入ったタイプが 速くて いい 。( 他に ターボタイプ 。切断面がきれい 。)

 この場合 、切断面のきれいさなど 、どうでもいいから とにかく この 粉をかぶる作業を 短時間で終わらせるには 、セグメントタイプ一択だ 、全く 。

 グラインダーに 速度調節が付いていたら 、最高速で 。
 速いというのと 手持ちでは どうしても 多かれ少なかれ 切断方向が 曲がってしまい 、刃が ねじれながら入りがち 。
 ねじれが きついと モーターに 過負荷がかかり 、保護回路が働いて 、超低速になり 実質機能しなくなることがある 。
 低速回転だと その現象が 起きやすく 、止まりやすい 。
 そのことに気付いてからは 、モルタル切る時は どの機種を使う時も 最高速で 切るようになった 。


 保護メガネは 100円ショップの花粉対策用が コスパ的にも 機能的にも 優秀 。
 レンズも ゆがみがないし 、横と上のガードが 以前のものより改良されていて 、より眼窩の形に近く 、目にフィットし 、かなり切断面に接近して 墨を 見ながら切っていても 目に ほこりが 入って来ない 。
 丸ノコで 木材を 精確に切りたい時にも 大いに 重宝する 。

 きちんとガードできる保護メガネを 付けないと 目に 切粉が入る 。
 いずいから 手で擦ったりして わずかに 角膜を剥離してしまったことがある 。
 そうなると 眼球と 瞼の裏が 少しでも擦れるとかなりの激痛となり 、実質的に 目を 開けられなくなる 。

 三日ほど 眼帯をし 、片目となり 、 距離感のおかしな 生活をする事となり 、大変不便だった 。

 角膜は 何層にもなっていて 、表層の部分が わずかに はがれただけでも 激痛となるが 、数日で 再生するそうで 、確かに 数日で 、ゴロゴロはするが 、激痛は おさまって 、おそるおそる 目を 使えるようになった 。

 保護メガネは 大事である 。

 その後 、現場でも 目を すぐ洗える 眼球洗浄セット ( コンタクト・レンズ用 )を 薬局で 買って 常備してあるが 、この保護メガネを 油断なく 切粉が飛び散る作業の時は しているためか 、一度も使っていない 。

 

 切断が 終わった 水切り金物の 反対側 。

 バールを 切断部分や 、入るならば モルタルの裏側に 、差し入れて あおると パキッと はがれてくる 。
 ラスの針金なんかが ついていたりして 、すぐにはがれなくても 手で持って 揺すったり 引いたりしてるうちに 取れてくる 。
 できれば内装用のバール ( 大きめ ) を使うと 、あおる部分が 広いため、モルタルが 割れにくくていい 。

 サッシの下のモルタルが 、水切り金物が 建物側に勾配 ( 施工ミス ) してるため 、あおっても 金物にぶつかって はずれない ・・・ ので 、横に 切れ込みを 入れることに した 。

 少し 試しに 切れ込みを 入れ 、裏から バールで あおってみると 、外れてきたので 、サッシ下 全部に 切れ込みを 入れた 。

 水切り金物上のモルタルが 取れた様子 。( 左半分 )

 水切り金物上のモルタルが 取れた様子 。( 右半分 )

 水切り金物上のモルタルが 取れた様子 。( 全景 )

 サッシ両脇の 縦部分の 下の腐れが ひどい 。
 これは サッシの 上の壁からの 雨水が サッシの上部で 両脇に 別れて流れ落ちるからだろう 。
 このサッシに 限らず 、たいていのサッシは この部分が 一番 ひどく 腐っている 。

 現行の サッシの取り付け方法は 、サッシの周りを 粘着性の防水テープを巻くように貼って 構造体外面の透湿防水シートに 接着するが 、

シングル・ガラスの外付けタイプのサッシなら 、

その下地として 垂木を 額縁のように 構造体外側に打ち付けて 、それに取り付けた方が 水じまいや 、経年劣化等によって 防水が 破られたとしても 構造体への ダメージ、腐れが ほとんどない 、もしくは 少なくて済み 、メンテとしての ある程度の解体を伴う補修をして行けば 、数百年、木造の建築物を 使っていける可能性は あるだろう 。

 法隆寺の 解体修理の 周期は 400年に一度だが 、木造住宅の 住みながらの 点検修理の 周期を 一世代 、30年くらいに想定して 構造 、外装 、内装を 設計していけば 、十分 可能だろう 。

 現状のように 、エコだの 、SDGsだのと言いながら 、実質的に 住宅ローンの完済周期で スクラップ&ビルドしているようでは 、人類の未来は ない 。

 サッシ周りの 腐れの 状況 ・・・ 左側

 これは この家の 他のサッシ周りの状況と 照らし合わせてみると 、

サッシの下に取り付けてある 折半屋根用の 水切り金物が 、逆勾配 、つまり 建物側に 傾いていることによって 、水が モルタル下部に 溜まりやすくなっており 、

その水を吸い上げたモルタルの湿気が 、下地の木材の環境を 木材を腐らせる 特定のキノコの繁殖に 適した温湿度にした結果だと思う 。

 東側の アルミサッシは 、同じように屋根上10センチくらいの所に 取り付けてあり 、水切りは ついておらず 、全く腐っていないからだ 。

 左側 、クロース・アップ ・・・

 下地の 木材を はずした状態 。左側 。

 下地の 木材を はずした状態 。右側 。

 近寄って 左側から見てみる ・・・

 近寄って 右側から見てみる ・・・

 雨が 降っていたので 、中の断熱材等が 濡れにくいように 再び水切りを できるだけ高く 外側に勾配するように取り付けて 休憩 ・・・

この後 折半屋根を 一部材 はずす ・・・

 折半屋根の 連結部分の ボルト・ナット を 取り外し 、一枚づつ 部材の折半板を はずそうとするが 、ボルトとナットが 共回り ・・・ ボルトを 固定するために 裏側に 何とか スパナを 差し込んだり 、施工手順の 開発に 時間を 費やす ・・・

 ナットを 取りはずして 持ち上げれば 、楽勝 ・・・

 と 思われた 作業が 、その ナットを 取りはずすと いう事だけで あれや これや 、どれや? どうや?、、、と 蜿蜒 ( えんえん ) と 試行錯誤し 、写真の撮影を すると 考えていた思考の試行を 忘れそうで 、撮影は 割愛 ・・・

 結果的に 一枚だけ はずれ 、現場の 雨じまいを して 終わる ・・・

 帰りは 夕闇に 月光と 春雷の 閃光 ・・・

 時雨の始まりの 大粒の雨に 当たりながら チャリで 逃げ切り 、帰宅する ・・・

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次