折半屋根の 分解を 始めた ・・・
昨日からの 続き ・・・
折半屋根を 留めているボルトを はずす ・・・

この日の 現場の 最初の 状態 ・・・
雨じまいのため 、水切り 、板金 など 作業箇所の上に 付けてあるので 、はずす ・・・

この状態から 作業を 進める ・・・

具体的には 端の 折半屋根部材を はずす ・・・
ボルト4本で 部材本体は 固定 、
下面の 断面の 隙間に 金属製の面戸板が アルミ・リベットで 固定されている 。
ボルトを はずし 、リベットは その頭部を ドリルで削って破砕する 。
そして 持ち上げて はずす ・・・ はずれるはず ・・・

はずすべき 4本のうちの1本 。
先端 、M8。

はずすべき 4本のうちの1本 。
先端 から2番目、M8。

はずすべき 4本のうちの1本 。
先端から3番目 、M10。

はずすべき 4本のうちの1本 。
先端から4番目 、M10。
先端からの2本と その後の2本のボルトのサイズが違うのは 、
この折半屋根の先端半分が 、片持ち梁のように 突き出ているため 、
先端2本のボルトは 折半屋根の部材同士を 固定しているだけでいいが 、
後端2本のボルトは 、先端に 自重と積雪荷重等がかかって 、上に 持ち上がる力が 生まれ 、
部材同士を 固定する耐力と 持ち上がる力に対する耐力が 必要だからだと思う 。
ここの積雪は 厳冬期で 1.5m~2m 、積雪の上部と下部では 密度が違うが 、積雪1mで 約 300㎏/ ㎡ 、1.5mで 450㎏/㎡ 、
数字で 見るとピンと来ないが 、この数字は6畳・10㎡で 、 4tトラックの自重くらいは 裕(ゆう)にあり 、
6畳間の屋根の上に 4t トラックが 1台のっかってるシュールな絵面を 想像すると 理解できるだろう ・・・
そんな荷重を 変形もせずに こんな厚み1mmもない鉄板が 形状の工夫で 持っているとみると 、すごいな ・・・ と 思える 。

下から見た 折半屋根 、先端の 突き出し部分 ・・・

隙間の面戸板とは この三角の部分 。
これが アルミ・リベットで 留められている 。
折半屋根の部材は 鉄 、リベットは アルミ 、、、
建築後 50年も 接触していれば 電蝕を 起こして 腐ってそうなものだが 、全くその様子がなく 、
リベットの頭部を ドリルで削ると スポっ ・・・ と取れて 、接触面が ほぼ新品の様相 ・・・
鉄板 表層のメッキによる防蝕作用によるものだろうか?…

露出しているボルトの先端は 当然 錆びている 。
ネジ山が 無くなる程ではない 。
かなり きついが 、回り出す ・・・
そのまま 一方向に 回し続けると 折れる 。
あ 、あと 言い忘れているが 、この写真のように 、折半屋根先端には 切り口断面にカバーが 、リベットで 固定されており 、
これも 取りはずさないと 部材同士の連結が はずれない 。

ボルトが 折れないように ナットを はずすには 、注油しつつ、少し回ったら 戻す 、を 繰り返し 、少しづつ 進んでいく ・・・ ダイスで 丸棒に ネジを切るのと 同じ動きだと 気づいた 。
最初は インパクト・ドライバーで ナットを 行きつ戻りつさせながら取っていたが 、
これが かなりの回数 、時間が かかり 、電池も消耗 、最初の 2周くらいは どうしても ナットによって ネジ山を 削って行かねばならないが 、その後は 、あらかじめ ダイスで ネジ山を さらっておいた方が 早いと 思い 、ダイスで やってみたら 、案の定 ・・・ 楽に なった 。
数少ない ぼくの 勝利 。。。

リベットを取る部分 ・・・ 全景 ・・・

面戸板を 固定してる リベット ・・・

面戸板を 固定してる 反対側の ビス 。
リベット と ビス が 併用されているのは 、施工の手順から類推して 、
施工する時 、あらかじめ リベットで 面戸板を固定したものを 取り付け 、
それに 次の 折半部材を かぶせて行き 、面戸板部分を ビスで 固定していった ・・・ からではないかな?・・・と 思う 。
ビス打ちしている斜面は 片側一方、取り付けていく方向だけだから 。

ビスを はずす ・・・
最初は +ドライバーを 強く押し当てながら 回し ( 9:1= 押す:回す ) 、
ビス頭が 少し出てきたら 、ロッキング・プライヤーで かじって 取れるまで 回す 。
それほど 締めは きつくないが 、ネジ頭の型穴が 塗装や錆で 浅くなってて 、なめやすい 。
電動ドライバーの方が 、少し 便利 ・・・ 手が ネジを 押し付けることに 専念できるから 。
ただ 少し頭が出たら ロッキング・プライヤーで かじって固定して くるくる回した方が ねじ頭で滑ることがなく 、確実で ストレスがない 。
なので 手動のドライバーでも いい 。

折半屋根の裏側 。
面戸板は 既にはずして 、ボルトにスパナを かけたりしているが 、
面戸板が はずれる前提として 、その下のモルタルを少し取らねば 取れなかったので 、ダイヤモンド( コンクリート )カッターで 少し切った 。
写真 右側は ダイヤモンドカッターを使わず 、金づちで 破砕してみた部分 。
カッターを 使った方が 粉まみれになるが 、早い 。

面戸板を はずして ボルトの頭に メガネレンチをかけて 下から 木で落ちないように固定している状態 。
一人作業なので 、ボルトの共回り防止に このような準備をする 。
作業途中で 暗くなり 、、、なんとか ボルトを はずし 、折半部材 1 枚はずして 終わる ・・・
ボルトを はずす 準備が できたが 暗くなってきて 急ぎだし 、撮影を 割愛 ・・・
何度か 下に かけた メガネ・レンチが ナットを 回してる途中で はずれ 、やり直す ・・・
4本のボルトが はずれた後は 、部材を 縦方向、長手方向に 持ち上げると わりと すんなり はずせた 。
その後 、また 雨対策に 水切り金物等を 取り付け 現場を 後にする ・・・

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